デッサン力とは、観察力。ビジネスにも有効!?
2013年7月23日
SMAPの中居くんのテレビ番組で「デッサン対決」をするという内容のものがあった。
絵が上手いタレントと漫画家が対決するというもので、なぜか私も「久しぶりに描いてみようか!」と思ってしまった。
しかし、久しぶりのデッサンはあまりにも酷かった。とても見せられない。言い訳をするならば、写真を見ながら描いた、から。
そこでもう一度描いて、やっと見せられる(?)レベルに・・・。
デッサン力とは、観察力です。
どれだけ対象物を観察できているか、が絵に表れます。
細部までじっくり見る必要があります。しかし、細部に捕らわれていると、全体像としてのバランスが崩れます。また、忠実に再現しようと思うと、立体感などが失われてしまうため、ある程度光や形の整理も必要となってきます。
偉そうに書いていますが、こうしてデッサンを描いてみると、きちんと観察できていないことが分かります。かなりの部分で思い込みや癖で鉛筆を動かしてしまっています。
ビジネスにおいても、ターゲットをイメージすることや観察することの重要性は言われています。
しかし、私たちはターゲットをきちんとイメージしたり、観察したりできているのでしょうか。かなりの部分で「思い込みや癖」が反映されているかもしれません。
デッサンの場合は、絵にすることで形の狂いを発見することができます。どんなに観察していると思っていても、ビジュアライズすることで対象をきちんと観察できていないことがハッキリします。
頭だけでイメージする場合、曖昧であったり、自分にとって都合の良い方向になっていたりすることが多くあります。また、モヤモヤっとした部分がたくさんあることも多いです。この状態では、ビジュアライズしようとしても上手くいきません。
しかし、このビジュアライズすることではじめて、どこが観察できてないか!を知ることができます。
観察すること。想像すること。そして、ビジュアルにすること。
この観察して、想像して、そして、ビジュアルにする。その流れがとても大切なことだと思います。
こうやって20年ぶりにデッサンをしてみると、自分が対象をいかに観察していないか、思い込んでいるかが分かりました。デッサンとビジネスはかけ離れているように思えますが、実はすごく近いところにあることに気づかされました。
なぜ、デザイナーが“広告”という分野を担っているのか。
それは、絵が単純に上手いとかビジュアライズすることが得意とか。そういう部分もあるけれど、本当のところは、「観察し、想像し、ビジュアルにする。」という訓練をつんでいるからなのかもしれない。
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