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東京駅周辺のビル群を撮影して、レトロ調に加工してみた。

2014年3月10日

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先日、打ち合わせで東京方面に行く機会があり、少し時間が作れそうだったので、今さらですが新しくなった東京駅と、東京駅の側にある日本郵便が初めて手がける商業施設「KITTE」に行ってみようと、途中下車して東京駅周辺観光をしてきました。
KITTEは、「全国ご当地銘品フロア」「日本の美意識」のフロア「古(いにしえ)と新しい感性の融合」のフロアと分かれているらしく、商品開発のアイデアが生まれたり刺激になってくれたらいいなぁと淡い期待も持って見てきました。

東京駅もKITTEもたくさんの人がいましたが、東京駅を写真に収めている人が思いのほか多くてビックリ。そんな人達の仲間に入り、東京駅は撮影せず東京駅周辺のビル群をカメラに収めました。本当は東京駅を撮るつもりでカメラを持っていったんですが・・・・。

前置きが長くなってしまいましたが、東京駅周辺のビル群の写真です。
改めて撮影した写真を見返すと、もう少し駅周辺を歩いて撮影ポイントを探せば、もっとカッコいい写真が撮れたかなと反省。KITTEでかなり時間を費やしてしまったことを後悔しています。思いのほか雰囲気のある町並みだったので、もう一度時間を作って撮影しに行ってみようと思います。(そういえば、丸の内側を歩くのは今回で2度目だった。)

ビル群のUPの写真

東京駅周辺のビル群の写真

東京周辺の写真

東京駅周辺のビル群の写真

私は、直線的要素で構成されたものや連続する形、無機質なものなどに萌えるんです。例えば、ジェットコースターとか、古いマンションとか、紙の折りとか。だから、紹介した上記の写真でも十分にカッコいい!(・・・は言い過ぎ?)とおもえるんですが、興味のない人にとっては、「ふ〜ん」と流されてしまうような写真かもしれません。そこでインパクトを狙って今流行りのレトロ調に写真を加工してみました。

レトロ調の変換した写真

レトロ調の写真

黒が潰れている写真

黄色に変換

iPhoneなどのスマートフォンのおかけで、写真を手軽に加工するアプリが流行っていますね。その代表といえば「Instagram」。
私もFacebookに投稿する写真なんかはよくこのアプリで加工してました。なぜレトロ調に加工したくなるのかなぁ〜っと考えてみると、「撮った写真があまりにも味気ないから」なんじゃないかなっと思います。スミマセン、当たり前過ぎた答えで。

iPhoneなどのケータイのカメラやデジタルカメラのおかげで、写真を気軽に撮影することができるようになりました。SNSで写真を他人と共有することも気軽になりました。そして、気軽に写真を(レトロ調に)加工できるなんて、凄い時代です。本当に写真を楽しめる時代だなっと思います。

その写真を気軽に楽しむという行為に、「プリント」がもっとあってもいいかなっと最近思うようになりました。デジタルの場合どうしても画面で見ることが多いです。だから、質感が失われてしまう。よって、レトロ調などに加工したくなったりもします。(それだけの理由ではないけど)
プリントすれば、紙質の違いもあれば、プリントが置かれた場所・光・影、インクの盛り・にじみ、肌触りなど、いろいろと感じることもできます。また、出力センターにお願いすれば、あまり知られていないかもしれないけれど、色調補正などもやってくれていたりします。

自分でプリント出力するならば、シールになっている紙や専用和紙が出ていたりするので、紙の質感なんかも自由自在なのでいろいろと楽しめますね。紙の専門店の「竹尾」(http://www.takeo.co.jp/)などで面白い紙を探してみるというのも楽しいんじゃないでしょうか。写真の楽しみが増えますね。

和紙にプリントした写真

和紙にプリント出力

クラフト紙にプリントした写真

クラフト紙にプリント出力

上質紙にプリントした写真

上質紙にプリント出力

色のついた紙に出力した写真

色紙にプリント出力

黄色の紙に出力された写真のアップ(ちょっと手ぶれしていますが)。以下、クラフト紙印刷したもの、和紙に印刷したものと続きます。インクのにじみも暗い部分の色の潰れ具合、紙の質感による光沢感など、どれもデジタルのままでは得ることはできないものが上手くきいていますね。(まぁ、出力したものを撮影しているので、さらに雰囲気が出ている部分もありますが・・・)

紙の質感の違い。黄色の紙に写真プリント

紙質による違い、ブラウン色のクラフト紙

和紙の紙

画像ソフトを持っていれば、いろいろな色や紙質に合わせて、写真の表現も変えることも可能になるので、新しい写真の楽しみ方が見つかるかもしれませんね。私もいろいろ試してみたいと思います。カメラ日和という写真の本でいっぱい紹介しているので、みなさんも試してみてください。

終わりに、
昨今は、震災の影響もあって写真をプリントして残しておくことを見直されていますが、自分の携帯や一眼レフで撮り溜めた写真を出力しようと思えるものは少ないです。
でも、最終的なゴールが出力だったりすれば、シャッターを押すときの気持ちも変わるかもしれない。また、出力の際、写真をトリミングすれば凄くよくなるものだってあるハズです。そういう写真との向き合い方、楽しみ方を見つけていけたらと思います。

でも本当は、写真は「この一瞬を残す」ためにあるのだろうとも思います。

デジタルという手軽さを手に入れたことで、何年後、何十年後かにきっと想い返すことになる大切な一瞬を、手軽に捨てることができてしまっているのかもしれません。本当は良いと思える写真も嫌だと感じる写真もすべて形として残しておくほうがいいのかもしれませんね。いつかみんなで、変な顔をした写真を見ながら「あのときはバカやっていたよね〜」と笑いながらお酒を飲んでいるときがくるような気がしています。

自分にとって良い写真って、結局そういう想い出が語られる写真だったりするんだろうな。

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