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印刷所へGO! 〜全員が同じ気持ちで〜

2012年7月17日

THINK

先週の金曜日と本日月曜日と2回ほど、印刷所へ行ってきました。

前回の本紙校正(カタログを実際の紙に印刷して色味を確認する)の際、想像していた色味が出ていなかったため、再印刷のため印刷所で確認してきました。

長年デザイナーをしていると色について、シビアになっていく部分と、諦めてしまう部分とが同居してしまいます。
プリンターと印刷機の色の違いや紙質によって変わる色味、どうしても色味は違ってきてしまいます。どこかで「そういうもんだ」という諦めというか、自分を納得させてしまっている部分があるのかもしれません。

そういったプリンターと印刷機の違いがあることは、ある程度ご理解していただいていますが、お客さまにも「きちんと見せたい部分、色を表現したい部分」というのはあります。そこの部分はきちんと応えてあげたいという気持ちです。そこで本紙校正とORANGE WATERが出力したものを見比べて、想像しながら色を合わせていく作業をしていきます。もう少しシアンを上げて、もう少しイエローを下げて・・・・。しかし所詮想像の域を脱しません。
やはり、実際の印刷機で刷ってみないことにはわからない。仕方ないことです。

データを直しながら、何度も印刷し直すことができればいいのですが、オフセット印刷だとコストがかかるため、そういう訳にはいきません。なかなか難しいです。

今回は、2回にわたりお客さまにも印刷所へ足を運んでもらい、チェックをお願いしました。

色校正

帰りの車中、思ったことがあります。このカタログを制作するにあたり、相当な期間と時間を費やしています。お客さまにも時間やコストを使ってもらっています。
そして、最後の仕上げが「印刷」という工程になります。この印刷こそが「すべて」であるんだと再認識しました。どんなに時間をかけてデザインしても、撮影をしても、最後に形として納品されるものが、やはり「すべて」です。最後まできちんとデザインすることが大事なんだと改めて思いました。
最高の状態のものを納品できるよう、印刷所の方々にも協力を得ていきたい、いかなければならないと思いました。

デザインはデザイン、コピーはコピー、写真は写真、印刷は印刷。ではなく、全員が同じ気持ちでお客さまをバックアップする体制を作ること。それもORANGE WATERのひとつの仕事なのだと思いました。そうすればきっと良い物を提供できるデザイン会社になれるのではないか・・・、そう思えるようになりました。

最後に、お忙しいところ、印刷所へ足を運んでいただいた和生堂さんをご紹介。

伝統の表具の技術を活かしながら、素材の選定など、細部までとことんこだわった家系図を作成されています。また、家系図を作成したいという皆さまの想いをきちんと受け止めてくれる、そんな和生堂さんです。是非一度、和生堂さんの家系図制作に込める想いや、表具の技術に触れていただければと思います。
HPはこちらから、家系図作成の和生堂

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